全席半個室がつくるプライベートサロンの空気感
T-SHIPSは東京・大手町のフィナンシャルシティノースタワー1Fに店舗を構え、全席を半個室仕様で設計している。BARBERフロアには4部屋を配置し、ブルックリンスタイルを基調としたインテリアで統一。BEAUTYフロアにはヘアブース2部屋とレディースシェービングエステブース2部屋があり、フロアごとに異なる雰囲気を持たせた構成になっている。NYで活動した画家・末村敬三さんの作品が壁面を飾り、サロン全体にギャラリーのような空気が流れている。
個人的には、理容室でアート作品に囲まれながら施術を受けるという体験がかなり印象的だった。半個室の仕切りがあるおかげで隣の視線が気にならず、照明もやや落とした設定で仕事の合間に気持ちを切り替えるには十分な環境が整っている。大手町というオフィス街の立地を考えると、ビジネスパーソンが昼休みや退勤後にふらりと立ち寄る使い方をしている人も多いようだ。
理容と美容が同じフロアに同居する設計
玄関から右手にBARBERフロア、左手にBEAUTYフロアという導線で、ひとつのサロン内に理容師と美容師の両方が在籍する。男性向けのカット・シェービングから女性向けのレディースシェービングエステまで、来店者の性別を問わずメニューを選べる仕組みだ。理容側ではリラクゼーション系の施術が厚く、美容側ではフェイシャルケアに重点を置いたコースが用意されている。それぞれの専門領域を混ぜすぎず、フロア単位で分けている点が運営上の工夫として見える。
「夫婦で同じ時間帯に予約して、片方はBARBER、片方はBEAUTYを利用できるのが便利」という声が目立つ。総席数は8席でレディースエステ2部屋を含むため、同時に施術を受けられる人数には限りがあるものの、その分だけ一人あたりの対応に時間をかけられる構造になっている。予約時にフロアの希望を伝えておけば、当日の案内もスムーズに進む。
BARBERとBEAUTYそれぞれの施術内容
BARBERのベーシックコースは5,500円で、カット・シャンプー・シェービング・アイブロー・肩マッサージ・セットまでが一括で含まれる。ファッションカラーは5,500円から、ヘッドスパは3,300円からという価格帯で、リラクゼーション寄りのメニュー構成が目を引く。BEAUTYフロアではカット6,600円から、ノーマルパーマ5,500円のほか、60分のベーシックシェービングコース6,600円が用意されている。このコースにはクレンジング・スクライバーピール・シェービング・美眉カット・プレミアムパック・仕上げまで含まれ、角質ケアと保湿を一度に済ませられる内容だ。
レディースシェービングを定期的に受けている利用者からは「産毛処理だけでなく肌のトーンが上がる実感がある」という感想が聞かれる。悩み別のパックを組み合わせるため、乾燥肌や毛穴の開きなど肌質ごとに施術内容が微調整される仕組みになっている。ヘアメニューとフェイシャルメニューを同日に組み合わせて予約するケースも少なくないようだ。
大手町駅徒歩約3分、年中無休の営業体制
大手町駅から徒歩約3分という距離にあり、平日は11時から21時まで営業している。最終受付は20時で、土日祝は10時から19時、最終受付18時という時間設定。年末年始を除いて年中無休で開いているため、急な予定変更があっても別日に振り替えやすい。支払いは現金・クレジットカード・電子マネーに対応し、ビル地下の有料駐車場は30分300円で利用できる。
車通勤のビジネスパーソンが退勤ついでに駐車場へ入れてそのまま施術を受ける、という流れで利用するパターンもあると聞く。フィナンシャルシティ内のテナントという立地から、同ビルで働く人がリピーターになるケースは想像に難くない。周辺には飲食店も多く、施術後にそのまま食事へ向かう動線が自然にできあがっている。


