呼吸と背骨を起点にした身体づくりの考え方
North Starが最も重視しているのは、呼吸の質を高めることにある。背骨のカーブや硬さを丁寧に確認し、まず深く吸って吐けるからだを取り戻すところからレッスンが始まる。呼吸が整うと血流や姿勢、メンタル面まで連動して変わっていくという考えが、すべてのプログラムの土台になっている。背骨をしっかり伸ばしながら動かすことにフォーカスし、内臓の位置や体幹の安定にもアプローチしていく流れだ。
レッスン冒頭では鏡の前に立ち、その日の疲れや固まっている箇所をトレーナーと一緒に確認する時間が設けられている。「毎回同じメニューではなく、体調に合わせて内容が変わるのがうれしい」という声が目立つ。焦らずゆっくりと良い状態の時間を増やしていく方針のため、日常生活の中で再現できる動きを覚えて帰る人も多いようだ。個人的には、この”持ち帰れるピラティス”というスタンスが印象的だった。
麻布十番の会員制スタジオで受ける完全プライベートレッスン
麻布十番駅から徒歩約5分、赤羽橋駅からも徒歩約6分。North Starはこの好立地に構えた会員制のプライベートスタジオで、マンツーマン形式のピラティスレッスンを提供している。人目を気にせず自分のからだだけに集中できる空間設計で、運動経験がほとんどない方でも気後れせずに始められる。姿勢改善、体幹強化、柔軟性の向上、リハビリ目的など、利用者ごとに異なるゴールに合わせたオーダーメイドのプログラムが組まれる。
レッスン前後にはからだの写真を撮影・記録してもらえるため、通い続けることで変化を視覚的に追える仕組みになっている。数値だけでは見えにくい姿勢のビフォーアフターが画像で残るのは、モチベーション維持に直結する。エレベーター完備でベビーカーでの来店も可能なので、産後リカバリーとしてお子様同伴で通う利用者もいるという。英語でのレッスンにも対応しており、麻布十番の国際色を反映した客層の幅広さがうかがえる。
ピラティスにとどまらないリラクゼーションメニュー
ピラティスの枠を超えたケアメニューを揃えている点が、North Starの大きな特色だ。ドライヘッドトリートメント、アロマハンドリフレクソロジー、耳つぼジュエリーといったリラクゼーション系の施術がレッスンと組み合わせられる。スポーツトレーナーや理学療法士から直伝された筋膜ほぐしの手技も取り入れており、運動だけでは届きにくいからだの不具合にまでアプローチしている。ライフスタイルの一部として心身を整える場所、という位置づけが明確に打ち出されている。
たとえばデスクワークで首まわりがガチガチになった週は、ピラティスの後にドライヘッドトリートメントを追加して帰る——そんな使い方をしている利用者もいるようだ。からだの調子を整えることが心の健康にもつながるという方針のもと、忙しい日常の中にリセットの時間を挟む感覚で通える。大切な人と一緒に受けられるペアプライベートレッスンも相談可能で、パートナーや友人との利用も想定されている。
継続を後押しする仕組みと向き合い方
月謝4回のレッスンを達成した会員には、ペアピラティスチケットや1階ダイニングのランチチケットがプレゼントされる。週1回のペースで頑張った先にちょっとしたご褒美がある構造は、続けること自体を楽しみに変えてくれる。こうしたインセンティブの設計からも、North Starが「短期集中で追い込む」タイプのスタジオではないことが読み取れる。
「いまの自分を否定しないところから始めてもらえたのが大きかった」という利用者の声が残っている。現状を受け止めたうえで前向きに整えていくという姿勢は、トレーナーとの日々のやり取りにもにじんでいるのだろう。からだと向き合う時間を少しずつ積み重ねながら、日常の質そのものを底上げしていく——North Starが提案しているのは、そういう種類のピラティスだ。


